細胞と繋がり生命力をアップ、脳疲労を解消し脳機能を改善
生きる根本力を劇的に高める!!
春期集中講座で初開催となる4つの新講座をご紹介します!
?高岡英夫 談
異常細胞が死滅するからこそ、生体を維持できる
まずは今回初開催のゆるメソッド「生きる根本力」の2講座を紹介します。一つ目は、「細胞正常力アップ」です。
本講座では、詳細な揺動緩解運動「ゆる」や、細胞意識と主体意識を連関させながら細胞の生命力を高め細胞の状態を清明にする方法、そして正常細胞をますます正常化し、逆に正常細胞としての活躍が見込めない異常細胞に死滅してもらうという方法を、トレーニングしていきます。
異常細胞に死んでもらうという発想は、一見すると残酷に見えるかもしれませんが、じつはここに生命体の本質があるのです。異常細胞に死んでもらうことで、生体は正常な機能を維持していくことができるという生命の根本法則があるのですが、それが皆さんよくご存知の新陳代謝という現象です。
異常細胞は、様々な意味での異常性を持っており、老化した細胞もあれば、遺伝子が突然変異した細胞もあります。それらがそのまま新陳代謝されずにより長く存在するということは、生体の機能を下げ、さらには生体の維持存続にすら危機を及ぼすようになるのです。
人の老化現象というのは、まさに前者の例ですし、今後日本人の二人に一人は疾患すると言われている癌は、後者の例なわけです。そう考えていただくと、正常な活動が期待できる細胞には元気になってもらい、大いに正常な活動をしてもらうことが非常に重要であると同時に、限界線をもうけてそれ以下の状態の細胞には死滅してもらうというトレーニングは、たいへん重要である以上に、生命の本質に則ったトレーニング方法であるということがご理解いただけると思います。
五体と脳を駆使してトレーニングを行うことが大事
「生きる根本力」の2つ目は、「脳疲労解消力アップ」です。
昨今、様々な方法で脳の機能、改善を図る脳のトレーニング、すなわち「脳トレ」が巷を賑わしています。脳の機能を高めること自体はまったく悪いことではありませんが、私は2つの点でこの「脳トレ」に対して、警鐘を鳴らす立場にいます。
その最たる理由の一つ目は、現実に生きている私たちの脳の機能が思うようにならないために、脳の機能改善を図るための脳トレブームというものが起きているということです。
しかし、その脳の機能が思うようにならない原因の大半は、じつは“脳疲労”にあるのです。このことは、すでに1980年代に私は解明し、1990年代に様々な研究開発を重ねて、脳疲労の解消によって脳機能の改善を図る方法を開発することに成功しました。また、それらの方法を多岐にわたってコスト計算を行い、道具やトレーニング用具を必要としない、きわめて努力感や労力の低い方法を生み出してきたのです。
今日すでに発表済みの100種以上の「ゆる体操」の体系の中に、脳疲労の解消法を潜伏させる形で、織り込み、デザインしてあるのです。もちろん、ゆる体操に織り込んでいない方法も多数ありますので、そういうものの中から重要なものを選び出し、一方、ゆる体操の中からも脳の疲労解消に重要なものを選りすぐることで、それを整合的に組み合わせ、講座の内容として皆さんにこのたびお届けできることになったのです。
ちなみに脳疲労の改善に役立つゆる体操は、何となくやってもかなりの効果があるように作られていますが、この講座で伝授する裏に隠されたメカニズムとテクニックによって、その効果は何倍にも深まるようになります。
もう一つの問題点は、ほとんどの脳トレが何らかの機械や道具を必要とすることです。それは、一言で言うと“エコ”でない、この現代社会のエコロジーの要請に反することです。
したがって理想論を言えば、人がこのような五体と脳をもって存在していることを最大限に生かしきることで、脳トレの類の行為も行われるべきなのです。
しかし現実には脳トレブックやニンテンドーDSの脳トレゲームなどをやる習慣をお持ちの皆さんも多いことでしょう。その方々には、脳トレの効果、効率を画期的に高めるために、この脳疲労解消法を取り入れることをおすすめします。
「球軸」を鍛えれば、サッカーもセンターも上達する
いよいよスポーツの専門種目に徹した本質力獲得のためのトレーニング講座を開講します。記念すべき1種目めは、人類最大のスポーツである「サッカー」です。
私はこの「サッカーゆるトレーニング」を開講するにあたり、サッカー競技で最も重要な本質力は何かと問われれば、「球軸」であると言い切ります。詳細は「サッカーゆるトレーニング」の講座解説をご覧いただくこととして、この「球軸」トレーニングはプロのサッカー選手にしかできないのかと言えば、いかなるアマチュアの選手、小学生の選手、さらにはサッカーとは無縁のビジネスマンでも主婦でも行うことができます。そのように極めて人に優しく、易しくあると同時に、プロの選手がやっても難しいトレーニングの方法でもあるのです。
ボレーシュートや、ボールが嫌な角度でショートバウンドしたときのダイレクトシュートは難しいものです。サッカーに親しんでいるサッカー青少年でもまごつくプレーで、いわんやサッカーをやったことのない人にとってみれば、手も足も出ません。もちろん、手は出してはいけませんが(笑)。
しかし、この球軸トレーニングをやりますと、うまくいけばその日のうちにまったくサッカーをやったことのない青年や少年が、見事にボレーキックやハーフボレーなどをスパスパ決められるようになります。ちなみに「関ジャニ∞(カンジャニエイト、以下関ジャニ)」という人気タレントグループがいますが、その関ジャニが劇的にサッカーが上手くなる方法を教えて欲しいというので、皆さんご存知、サッカーのサの字も知らないゆる体操マスターのNidoさんが、関西まで教えに行ったことがあります。当然、彼女はサッカーなんてやったこともないので、「私は何を教えたらいいのですか」と私に尋ねてきました。私がネタを仕込んで、この球軸トレーニングの簡単な部分をやってもらうように指示して、実際に行ってみたのです。
そうしてみたところ、関ジャニはその場で劇的に上手くなってしまい、見事なキックやパスをできるようになってしまったという、驚愕のエピソードもあるのです。一般の方々がセンターを効果的に鍛えることのできる画期的な方法でもあるので、ご関心のある方々の参加も期待しています。
筋トレでありながら、体がのびのびと大きくなる
世間で行われている筋トレは良いものでしょうか、ダメなものでしょうかと聞かれたら、ダメなものです、と答えるのが私の立場です。なぜなら、今日まで世界中で行われてきたいかなる方法の筋トレも、筋肉が太く強い力を発揮できるようになるという効果だけにとらわれてしまい、他の深刻なマイナス効果に気付くことすらなかったからです。
たとえば、スポーツ選手が身体能力を高める目的のために、筋トレを行いますが、その結果、筋肉が肥大して見かけ上、体が大きく、たくましく強そうになりますが、身長がわずかながら低くなってしまうのです。つまり、背骨が圧迫されて、椎間板が薄くなり、全身的に骨格全体が短くなるのです。
これは実際に現実に数多く見られる事例です。そのようなスポーツ選手の代表例は、元プロ野球の清原選手。晩年に筋トレを猛烈にやって、体が太くなりながら縮んでしまいました。皮肉にも筋トレをやることによって、選手生命が短くなるという結果になってしまったのです。
それから、マラソンの野口みずき選手。アテネ五輪では、あのゆるんだのびのびとした走りをして金メダルでしたが、北京五輪対策で筋トレを徹底的にやったために筋肉は太くなったものの体は縮んで小さくなり、その結果、北京五輪で走ることもなく筋肉を傷めてリタイアしました。
それから最近の例で言えば、浅田真央選手。伸長期にある選手ですから見かけの身長は伸びています。しかし背が伸びる割に、体は固く縮んでしまっています。それが彼女のパフォーマンスを下げる要因になってしまったのです。それは、キム・ヨナ選手に対する大きな敗因になっています。
私は徹底した科学的な研究によって、筋トレでありながら筋肉が柔らかくなって伸びる、つまり体がのびのびと大きくなってしまう筋トレを開発することに成功しました。それがゆる筋トレなのです。そして今回、昨年末に開催して、参加者の多くから絶賛の声をいただいた「ゆる筋トレⅠ」に加え、その第2弾「ゆる筋トレⅡベースof上半身」を開催します。(※2010年春期集中講座のチラシにも掲載しています。)
(了)