2014年春期集中講座 “高岡英夫の最新談話”を掲載!!
ついに完全実証された「後天的天才理論」(高岡英夫談)
凡人が後天的天才になれることが実証された
平凡な才能に生まれた人間すなわち凡人は、何をどうしても元々優れた天分をもった、つまり天才に生まれた人間には遠く及ばない結果になる。つまり人には先天的才能に恵まれた人物とそうではない人物がいるという、あまりにも人類の常識というより宿命といった方がいい、そういう事実があります。
それに対して運動科学が発見した人間の高度能力のメカニズムの理論、そしてその理論に則ったトレーニングの方法体系、これら二つの理論と方法体系を駆使することによって、今までの考え方で言えば間違いなく平凡な才能である凡人が、天与の才能、つまり天才でなければ絶対に成し得ない上達、その結果としての極めて高度な能力、というものを実現化できるということが、20余年の歳月をかけて実証されました。
その実証例が、Nidoさんの日本舞踊とピアノ弾き語りであり、クラゴンのレーシングであり、もう一人名前は出しませんが、日本伝統の舞台芸術に取り組む青年の例であることは、多くの皆さんに周知のことと思います。3人の例はいずれもその実情を知れば知るほど絶対にあり得ないほどの見事な後天的天才の実証例となりますが、やはり中でも段突のあり得ないことが5回も6回も繰り返されている例が、Nidoさんの日本舞踊における演舞だと思います。
ごく最近でも昨年11月の『流星』、そして今年2月の『北州』という2つの演舞において、現代ではこのそれぞれの演目をここまでのパフォーマンスで踊れる舞踊家は歌舞伎役者も含めて存在しないだろう、というふうに多くの専門家から評価されるまでに到ったわけです。まさに、親が日舞や歌舞伎のプロで本人も2?3歳から踊りを学び、幼児期から舞台に立ち続けて育つ舞踊家、歌舞伎役者の最高レベルを、43歳から始めて僅か12年で超えたのですから、専門家たちが口を揃えて「元々、踊りの天才だったのよ」というのも当然の帰結なのです。
日本舞踊とピアノ弾き語りで、後天的天才の実証例となったNidoさん。
「流星(右)」では、「元々の天才しかできない踊り」と極めて高い評価を受けた。
これからが真の上達のスタート!!
とはいえ注意していただきたいのは、本年2月の舞台の後に「この舞台で本当に踊りというものが分かってきました。これからが、いよいよ真の上達のスタートです」とNidoさん自身が語ったように、私達にとってはこれは途中経過に過ぎませんから、今回のこの達成をして上達の頂点に到ったんだというように誇る意思は、全くないということです。
つまり、たとえば今後10年後から振り返れば今の時点など全く低いレベルに過ぎない、とすでに考えているということです。実際に運動科学の解析力をもってすれば、Nidoさんの現在の実力がいかに未熟、不足なところだらけで、100歳まで生きると仮定しての今後45年間にわたる上達の余地がどのように残されているかを、詳細に図面化することができるのですから。
後天的天才は先天的天才よりも健康である
さて、ここで皆さんにとってたいへん重要な事実を一点話させていただきます。それは、後天的天才は先天的天才よりもはるかに健康である、ということです。
なぜそう言えるのでしょう。実は、先天的天才に比べ低い機能の凡人の脳や身体は、徹底的に脳と身体の疲労を取り去り、一点の曇りもなくスッキリと脳と身体が爽快に働くように磨き上げ、常に絶好調で働き続けるようにすることで、ようやく天才の脳と身体の機能に追いつくことができるのです。そしてこの一連の①疲労解消、②磨き上げ、③絶好調の継続こそは、常識をはるかに超えた最高の健康状態そのものの実現以外の何ものでもないからです。
一方面白いことに先天的天才は逆に、必ずしも健康ではありません。不健康な中で天与の才をまばゆいばかりに発揮して早死にしていった天才の例は、少なくありません。
つまり、後天的天才になるためのトレーニングとは、脳?身体のすべてにわたる最高の健康を人にもたらしてくれるトレーニングそのものだということなのです。そして後天的天才に向かって進んでいくプロセスで得られる健康を、運動科学では「高度な能力に向うからこそ得られる高度な健康」という意味で「向高能力性健康」というのです。
他方、決して後天的天才に向かって進んでいくことのない通常の健康、例えば医療や市販薬、健康食品、様々な健康グッズ、さらには世界中で行われているほとんどの健康体操やトレーニング法やスポーツなどによって得られる健康を、運動科学では「現状の能力を保つために守る健康」という意味で「現状能力性健康」というのです。
第一歩目から「向高能力性健康」をもたらす
さて皆さんは、どちらの「健康」を求められるでしょうか?? 答えはもちろん、「向高能力性健康」の方でしょう。言葉は同じ「健康」でも、「向高能力性健康」は「現状能力性健康」よりも、はるかに快適で強力で内容豊かな「健康」だからです。
ですから、後天的天才(別な言い方をすれば、「本物の達人」)を目指すということを、大ゲサなことと考えることは、間違っているのです。具体的に見てもその道は、その道に足を踏み入れた第一歩目から「向高能力性健康」をもたらしてくれるからです。寝ゆるひざコゾコゾ体操と手首プラプラ体操を好きになり毎日の日課とするようになった、という第一歩、第二歩目からもたらされるあの快適感こそ、「向高能力性健康」の具体的成果そのものなのですから。そしてこの道は、真っすぐにNidoさんやクラゴンや舞台芸術家の「元々の天才にしかできない」と専門家が嘆息をもらすほどの、高度な能力とそれを支える高度な健康に直結しているのです。
本場ヨーロッパのレーシング界において、常識を圧倒的に覆す上達と結果を
出し続けるクラゴン(写真は2012年、SP4Tクラス優勝時のもの)。
トレーニング仲間全体が後天的天才化しつつある
さてここで、後天的天才あるいは本物の達人を目指す方、そしてそのプロセスとして得られる「向高能力性健康」を自分のものにしたいという方のために開催される、私どもの講座のお話しをしましょう。
それは、最近、私のあらゆる講座に参加する皆さん、青年から、中年から、高年までバラエティに富んでいる皆さんが、大変に目覚ましく進歩されているという現実についてです。この勢いは3、4年前までのものとは全く質が違います。つまり、話は明らかだと思うのですね。つまり同じトレーニングをやっている仲間から、これら3人の後天的天才が現れたということは、実はこの仲間全体、数え方によりますけども、少なく数えておよそ1,000人としましょう。この1,000人のトレーニング仲間の大半が、上達のプロセスに違いはあれ、全体として後天的天才化しつつあることの証明だと思うのです。それはつまりは私どもの指導する講座が、実に後天的天才を輩出できるような機能状態に入ってきている、ということの証しでもあると思うのです。さらにそのことはつまり、いよいよ私の講座が、真に「人を育てる」時代に入ってきたということでもあるわけです。それはまた別な言い方をすると、後天的天才を希究する、自分をそこまで本質的に変える可能性のある「方法に出会う」、そして「やり方を知る」という初級講座から、その方法を正確に「できるまで育てる」、「使いこなせるまで育てる」、という中級講座への発展が、いよいよ本格的に始動すべき時代の幕開けでもある、と思うのです。
後天的天才の道を歩む六人の初級講座指導員たち
このような次第で、この場をお借りしてこのゴールデンウィークの春期集中講座から、いよいよ新しい時代が始まることを、宣言したいと思います。大阪、東京それぞれ3つ合わせて6つの講座で中級が始まります。そして中級を始めることが適した講座では、私が精魂込めて開発し、ご参加者の皆さんと共にユルユルにゆるみまくって磨き上げた黄金の初級講座をほぼそのままの形で後進の指導者に譲り渡すことが始まります!!
その黄金の講座を譲り受けるトップは、あの後天的天才の実証者Nidoさんです。私の弟子として25年間修行を積んできたNidoさんは、すでに呼吸法の大家ですが、日本舞踊の最高峰に達したという意味で、身体芸術家としても大家といえます。次に続くのは、最多の専門指導経験を誇る皆の兄貴、下瀬仁史と迎孝の二人、男っぽさで信頼を受ける下瀬と女性っぽい柔らかな人柄で好感度の高い迎という好対照の二人です。そして彼らに続くのは、全国No.1ゆる体操指導員の位置に5年間君臨し続ける神田さとみ、関西高校ボート部国体6連覇の偉業を達成させた小野勝之、元正道会館世界選出の空手家で書籍・雑誌での運動科学メソッドの人気イケメンモデル山本昌宏の三人です。
Nidoさんに続けと、五人の指導員はいずれも各々の得意分野で強烈な個性を発揮しながら、後天的天才への道を逞しく登り続けています。共に後天的天才への道を歩む六人の、自らの人生経験に裏づけられた講座指導は、必ずや皆さんの大いなる共感を得ることでしょう。
一方、まだ中級に入るのは時期尚早、あるいはその初級講座を私がやるべき意味が残されている講座は、私の名前で初級講座を継続させていただくものとして、それがいくつか組まれています。
特に細胞正常力、脳疲労解消力などは、私でないと、私の特有な経験や能力というものをもってしないと、まだ指導することができないものであります。また、ゆる筋トレ、達人調整温和教程などについて言うと、まだまだ中級化するには尚早だろうということです。
相乗効果を最大限に発揮する関連講座グループ
一方、今回の大阪・東京では、開催講座スケジュールを見ていただくと分かることですけれども、各講座がより相乗効果を上げることが、いよいよトレーニング効果を最効率で高めたいと望んでいる皆さんの利益になるわけですから、そういう意味で徹底して考えぬいて講座の順番を組み立てました。それが、関連講座グループです。
つまりは、大阪の例で言いますと、私のトップ・センター中級に参加された方が、生トップ・センタースペシャル修錬会に出て、下瀬担当の腰反り徹底解消法初級に出て、私の背骨の硬縮解消法初級から、ゆる筋トレIに仮に出るとする、とそのセットは体幹、背骨、そしてそれらを身体意識の側から貫き支えるトップ・センター、そして、それに支えられた体幹のトレーニングであるゆる筋トレIと非常に色濃い関連性の元に組まれていますから、これに2つ出ても、3つ出ても、4つ出ても、5つ出ても、相乗の規模による効果は異なるものの、いずれも大きな成果が得られるというふうになっているというわけです。
他には例は上げませんが、見ていただくと分かるように、緑で括ったもの、赤で括ったもの、青で括ったもの、それぞれが大阪でも東京でも非常に関連性の強いグループとして組まれているということです。
一方、そのグループ同士が交差するところがありますよね。例えば典型的に言うと、東京の生トップ・センタースペシャル修錬会について言うと細胞正常力からくるグループにも入っていますし、一方でいうと寝臥位センター中級のほうからくるグループにも入っていますよね。これらはどちらにでも親和性があると、だからそういう意味でいくとこれを挟む形で、例えば寝臥位センター中級から生トップ・センタースペシャル修錬会に出て、最後に細胞正常力に出てという流れも大変良いということです。そのように上手く組み立ててありますので、考慮に入れて参加されたら大いなる成果を上げられるのではないでしょうか。そしてもちろん、仕事の都合などでグループ内を連続参加できないという方には、ご自身の都合と興味関心に従って自由に講座とスペシャル修錬会を選んで、トレーニング三昧を楽しんでいただきたいと思います。いずれの講座とスペシャル修錬会も“ゆるむ”ことをベースに深い所で全ては連関しているのですから。
皆さんもNidoさんやクラゴン同様、進化している
私は、Nidoさん、クラゴン、それから某舞台芸術の青年を自分の弟子として見る目と、講座に参加される、特に何度も私の講座に来てくださっている皆さんを弟子として見る目に、全く変わりはありません。私の立場からみると、多くの熱心に取り組まれている皆さんがどんどんNidoさんやクラゴンやその舞台芸術家を追うように、あるいは人によっては抜きつ抜かれつするように進歩されてきているのが、手にとるように分かるのです。私がしばしば例に出す、Nidoさん、クラゴン、舞台芸術家は分かりやすいと、つまり人の前で、人に向かって表現することがまさに専門種目ですから、誰にもその具体的な姿、どのように上手くなっているかということが、分かりやすいのですね。だから例に出すのです。
一方、家庭の主婦であったり、ビジネスマンであったり、大学の先生であったり、医師であったり、いろいろな専門をみてみるとこれは分かりにくいですよね。主婦が家庭で仕事しているところを皆んなが見に行くわけにもいかないし、医師が患者さんを治療しているところをDVDにとって、皆んなで上映会をやるわけにもいかないですよね。そういう意味でこの3人を格別に取り上げているんだ、そういうことなんだなと、ご理解願えたらうれしく思います。
最後に大切な事柄を確認させて下さい
(一)中級講座では同名初級講座で学ぶ方法と同じ方法を、その方法の基本的なやり方を学んでいるという前提で、より深く、より精確に、より身につくように、裏のテクニックや奥義をつかむコツを活用しつつ、情熱的かつ粘り強くかつ徹底的に「できるまで育てる」指導を行います。こうした意味と目的において、中級講座では師弟関係を前提に指導を行いますので、ご了解の上ご参加下さい。
また同名初級講座を経験せずに、他のルートの参加資格から中級講座に来られた場合、基本的なやり方を知らないために当初まごつくことがあることも、ご了解の上ご参加下さい。それでも、その場で各方法に慣れ、あるいは2回、3回と中級講座を経験するうちに、追いついていくことができますので、余り心配をされる必要はないでしょう。もちろん中級を出てから初級に出直す、という参加の仕方もあろうかと思います。
(二)中級講座の講座料を初級と同額にすることは、すでに昨年末にDMメッセージにて発表し、皆さんから熱いご支持を得ています。その時「初級講座の複数回参加割引きに近いものを中級でもできないか考えています」という内容のお話をいたしましたが、まさに後天的天才を希究し、あるいは向高能力性健康を希求される熱心なご参加者の最大便宜をはかるために、所内及び私自身の仕事の徹底整備をさらに進めることで、初級から中級へと講座参加を進める際にもこれまでの複数回参加割引とまったく同率の割引とすることを可能としました。適用されるのは集中講座で開催される私担当の中級講座へ同名初級講座から進む場合のみですが、今後対象範囲は50講座以上にも広がることになるでしょう。
(三)最後の最後に小さいようで決して小さくない話ですが、4月より上がる消費税分3%は、これまでの消費税と同じく講座料の中に含まれることといたしました。私たち運動総研一同の努力として、ご支持いただければうれしく存じます。
「春期集中講座」から新時代の幕開けとなる講座編成がついにスタート!!
皆さんお楽しみに!!
※お申し込み・お問い合わせは、コールセンターへお願いします。
春期集中講座のお申し込み受付は、3月29日(土)AM10時より開始します。
電話受付:10時~18時 日曜・木曜定休
電話:03-3817-0390 ファクス:03-3817-7724