ホーム > 2012年冬の高岡英夫スペシャル談話 Part3 細胞意識と向き合い、誠実に対処すれば“細胞本来の力”が目覚める(高岡英夫談)

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2012年冬の高岡英夫スペシャル談話 part3
細胞意識と向き合い、誠実に対処すれば“細胞本来の力”が目覚める(高岡英夫談)

細胞意識と繋がると、さまざまな良循環が起こってくる

編集部……細胞の意識と繋がることによって、日々の暮らしの中で何か現実的な効用はあるのでしょうか?

高岡……日々の生活の中で、より健康になる、より快適になるということが自然に起きてきます。もちろん、その前提としてよりゆるむということが大事になってきます。その結果、代謝が高まる、新陳代謝が良くなる、自律神経のバランスが良くなる、免疫系が活発になる、といったようなさまざまな良循環が起こってくるのです。

 この細胞たちには意識がありますから、主体意識がどういうふうに生きているか、どの方向に意識を向けているか、つまり、60兆の細胞たちのことを潜在意識下でどういうふうに思っているか、ということにも非常に敏感に反応します。別な言い方をすると細胞意識というのは、そもそも潜在下の意識であって、顕在意識ではないということです。ですから、細胞正常力アップのためのトレーニング法をいくらやっても、細胞意識が私たちの顕在意識に登場するといったようなことはありません。

 一方で、もしそのようなことが仮に起こったとしたら大変なことになってしまいます。私たちの顕在意識に何十兆もの細胞の思っていることや感じていることが全部昇ってきてしまったらどうなるのでしょうか。顕在意識が扱える情報量は非常に狭く、限られたものでしかありませんから、すぐにオーバーフローしてしまいます。

 オーバーフローしてしまうと、いわゆる異常心理状態になってしまいます。いきなり「ワーッ」と叫び出して、パニック状態になり、そのまま自分でも何をやっているのか分からないような状態になってしまうのです。

 そのような理由から、パニック状態にならないために細胞意識には、あくまでも潜在下意識に留まるようにしてある基本的メカニズムが存在するのです。所番地までついて「何丁目、何番地の細胞○○君がこんなふうに思っているよ」などということは絶対あり得ないわけです。

器官や組織の機能は、実は細胞一個一個の機能によるもの

 主体意識にも顕在意識、潜在意識、無意識という3つの意識の階層があります。その階層構造の下の方の意識が細胞意識の方に向き合い、キチッと対面して、紳士的に細胞意識の存在を認めて、受け止める、つまり極めて誠実に対処していくことによって、細胞は元気活発になり、本来の力を発揮してくれるようになってくるのです。

 細胞本来の力が発揮されてきますから、当然細胞レベルで代謝が高まります。異常細胞の発生が減り、発生したとしても異常細胞はより早く、スムーズに消去されることになります。一方で、正常細胞はますますその正常さを高めるということが起こってきます。また、それぞれ個々の組織、器官には負うべき機能があるのですが、その機能をより十全に果たすことにも繋がってきます。

 この辺りのことは、実はものすごく大事な話になってきます。皆さんの多くは、人間の総体としての5体の様々な機能や働きは、器官や組織によるものだと思っておられるかもしれませんが、実は細胞一個一個の機能や働きによるものなのです。

 たとえば、胃には胃酸というのが出ますよね。肝臓には解毒作用があります。それから、すい臓ではインスリンというホルモンが分泌されます。皆さんは「胃は胃酸を出す。肝臓は解毒作用を持っている。すい臓はインスリンを出す。それはあたかも水道はひねると水が出るようなものだ」というふうに考えていらっしゃるかもしれませんが、ところが違うのです。

 胃には胃酸生産細胞があって、その細胞一個一個が胃酸を出します。肝臓の解毒作用も解毒する機能を持った細胞があって、その細胞一個一個が解毒を行います。すい臓には、インスリンを出すランゲルハンス島というのがあって、その中にある何ミクロンかの細胞一個一個が、実はインスリンを分泌しているわけです。ですから、組織や器官がその機能を持っているわけではないのです。ここが実は非常に誤解されやすいところなのです。

 このことによって、次のことがお分かりになると思います。それぞれの器官や組織、たとえば胃や肝臓、すい臓などの機能は、結局は細胞一個一個の機能の足し算以上のものでも以下のものでもないということです。ですから、器官や組織としての働きがどうということではなく、細胞一個一個がどのようにその働きをきちんとこなせるか、ということにすべてかかっているのです。

いかに細胞意識と向き合い、誠実に対処できるかが重要なカギ

 その事実を知ることによって、人間の五体の能力というのは、各組織や器官の能力が寄せ集まって、それが上手く整合的に咬み合って存在することにより、発揮されることが理解できるでしょう。その結果、健康で高能力に生きられるようになるのです。でもそれは器官や組織自体が担っているわけではなく、60兆の細胞一個一個たちが全部担っているのです。

 ですから、私は「細胞正常力アップ」という理論と方法の体系を作り上げたわけです。それは最初、自分のために作り上げた体系でした。作り上げていった頃に、いきなり発表して、人に教えて、実行していただけるような完成度ではなかったのです。

 幼少の頃からの気づきの中で非常に基本的なものが幾つかあるのですが、その中の最も大事なことはいま申し上げた、人体の機能は一つひとつの細胞が担っているということです。ですから、私たちは細胞と直に向き合うことが必要です。本当に健康で高能力になるためには、細胞一個一個の働きを高めてあげることが必須不可欠なのです。

 細胞の働きを高めるということを聞くと、つい私たちは生化学的なアプローチ、つまり、栄養素を取るとか、睡眠を取るとか、休養を取るとか、というふうに考えるかと思います。こうした対処法は当然重要なことには間違いないのですが、こうした処方の効果を根本的に高めるためにも、細胞との結びつきを深めることが必要になってきます。キチッと細胞一個一個がプリミティブながらも意識を持っているという前提に立てば、主体意識は主体意識の底の方で細胞意識と繋がれる部分を必ず持っているということがご理解いただけるはずです。つまり、それほどまでに重要な五体の健康と能力の機能全部を、細胞たちは担っているのです。

 その全身の重要な働きを全部担っている細胞たちの意識に、私たちの主体意識の底が繋がっていないということはあり得ない話です。まるで借り物のように主体意識が孤独に存在して、全く意識が繋がらないところで細胞たちが全身の全ての能力を発揮しているというような図式はあり得ません。

 ひっくり返して言うと、細胞意識と主体意識は繋がっているのです。細胞は意識を持っているわけですから、いかに私たちが潜在意識、無意識過程において細胞意識とキチッと向かい合っているか、誠実に対処しているかということが、まさに細胞一個一個の意識、細胞一個一個の働きをどれだけ本来のものとして発揮してくれるかということを左右しているはずなのです。そのように根本的に解決するためのアプローチ法として、細胞正常力アップという方法を考え出したわけです。

細胞にとって重要な物質を、私たちも重要と感じることが出来る、それが“共感”

 その正しい方向性、つまり、誠実に細胞と潜在意識下で向き合うためにはどうしたらいいのだろうということについては、今度は方法論になってきますが、実は様々な方法が存在します。

 先程来の話で言えば、「細胞が本来の細胞として存在し得るには、何が一番重要なのか?」というキーになる物質があるわけです。これが存在しない限りは細胞というものは、この世に、地球上に生まれ得なかったというほどの決定的に重要な物質があるはずです。その物質は、細胞にとって決定的な物質なのですから、結局私たちにとっても決定的な物質なはずなのです。

 細胞にとって重要であるように、私たちがそれを重要と感じることが出来る、それが共感というものではないですか。細胞の存在を決定しているほど重要な物質を、私たちが「どうでもいいとは言わないけど、何もそれほど気にする必要もないよね」という意識でいるとすれば、今申し上げたような潜在意識下の意識過程で、細胞の意識とキチッと誠実に向き合うことにはなりません。細胞はプリミティブな存在なのです。赤ちゃんだとか、動物だとか、もっと言えば植物などのようなプリミティブな存在なわけです。

 「まあ、僕らは主体意識でこんな大きい体で社会的にいろいろなことをやりながら生きているから、君ら細胞にとってその物質がいかに重要だったとしても、そんなに僕らにとって重要だというふうには意識していられないから」というポジションを取ってしまったら、細胞との共感は持てないのです。

 といっても、いつどんなときにもその物質を顕在意識で大事だと意識してなければいけないかと言ったらそうではなく、このことはあくまで潜在意識下での話なのです。しかし、潜在意識下で重要だと思っているということは、意識できているか、できていないかの境界線は、確実に存在しているということです。もちろん出来ていない場合の人の方が、遥かに多いのですが。

 しかし細胞自身の働きというものは、先程も言ったように大変重要な働きをしています。人間のあらゆる機能は細胞自身の機能なのであって、組織や器官の機能ではないのです。そして、顕在意識で何かを考えている時でもやはりそのことを本当に無意識底にまで、ちゃんと響いて届くほどまでに自分が深く納得することが重要になってくるのです。

「拘束腰芯赤ちゃん系」と組み合わせることで、潜在意識下で細胞意識とさらに繋がりやすくなる

 現実には生活上でいろいろなことを考えないといけませんよね。仕事のことや家族のこと、それに選挙があれば「本当に困った政治家ばっかりでどうしよう?」ということもひっくるめて考えなきゃいけないのです。

 でも、そんな時でも潜在意識下、無意識底では常に細胞たちのその働きをいつも熟知して共感したり、ありがたいと思っているかということは、たいへん大きな影響をもたらしてくるのです。

 そして、赤ちゃん化ということも実は細胞意識と潜在意識下で繋がるということにおいて、非常に重要で大事な方法論となってきます。

 私は赤ん坊の頃を克明に覚えているのですが、“私という実感”が0歳の頃からありました。その頃の状況を克明に母親に語って、すでに検証済みなのですが、その頃の記憶はほぼ100%正しいということが実証されています。そして、その“私という実感”は全身から生まれてきていたのです。言い替えると、全身を構成している細胞の一個一個が私というプリミティブな意識を持っていたということです。

 皆さんに私という実感はどこから生じていますかと尋ねると、おそらく皆さんのほとんどが、自分の顔の少し奥あたりとか、人によっては胸の奥あたりと答えることが、多いのではないでしょうか。ところが、0歳時の私の記憶では、まさに身体中、つまり内臓の全ての部分やふともも、ふくらはぎ、首、肩、腕、手先など、全身のあらゆるパーツが“私”と感じていたのです。すでに記憶はないかもしれませんが、それは皆さんも同じことです。それが2歳になり、3歳になり、だんだんと年を経るにつれて、その実感が薄くなってきて、顔から首にかけてとか、胸のちょっと奥などに限定されてきてしまうのです。つまりは、赤ん坊のときほど、細胞一個一個が持っているプリミティブな私という意識が強く自分を作り上げているといえます。

 ですから実は、細胞との交流が深まる意識を持つということと、赤ちゃんらしい意識を持つということは、非常に近似しているのです。つまり、赤ちゃん化を進めていくことによって、主体意識が潜在意識下で細胞意識と交流しやすくなるという現象が当然起こり得るわけです。

 今日、赤ちゃん化していくための講座として、「拘束腰芯赤ちゃん系」と「寝臥位センター錬成法I」の2講座を用意してあります。主体意識と細胞意識の交流という観点からすると、その2つの講座はそのことを直接課題、目標にしているわけではないのですが、赤ちゃん化を進めていくプロセスの中で、私たちの主体意識が細胞意識に接近していくことを促す働きが、当然のこととして期待できるのです。

 ですから、初めてお伝えするのですが、「拘束腰芯赤ちゃん系初級」と「細胞正常力アップI」、「細胞正常力アップII」、「寝臥位センター錬成法I」という4つの講座を並べて勉強することには、以上のように格別な意味があるのです。ただし今期冬の集中講座においては、大変残念ながら、「寝臥位センター錬成法I」はすでに満員のため、受付終了となってしまいました。

 一方「拘束腰芯赤ちゃん系初級」と「細胞正常力アップI」、「細胞正常力アップII」については、まだお申し込みいただけますので、ぜひ、この機会を活かして、講座に足をお運びいただければうれしく思います。

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[東京開催] 講師/高岡英夫
2012年12月28日(金)9:30~13:00「 拘束腰芯赤ちゃん系 初級」
2012年12月28日(金)14:30~18:00「2012年版New 細胞正常力アップⅠ」
2012年12月29日(土)9:30~13:00「 細胞正常力アップⅡ」

講座のお申込みは運動総研コールセンターへ
電話 03-3817-0390(電話受付:10時~18時 日曜・木曜定休)
ファクス 03-3817-7724
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