2013年夏の高岡英夫スペシャル談話 part1
身体意識を最も“深く”“広く”鍛える2大スペシャル修錬会 (高岡英夫談)
センターの鍛練効果が最も上がる流れを確立
昨年の秋に「中央軸を鍛える“大青四本柱”」というテーマで、センター系4講座を集約して編成した集中講座を開催しました。センターが人類のあらゆる身体意識の中で最も重要なものであり、そのセンターを育てることを全カリキュラムの中で最も重要な課題としてきちんと位置づけ、最も効果が上がるように、こうした編成を行なったわけです。
この“大青四本柱”の編成には皆さんからたいへん大きなご支持をいただけました。それに続いて私を中心にした運動総研がさらなる努力を積み重ね、センターを育てたいという皆さんの意欲に対し、より高い水準で応えるべく開催したのが、無料で参加できる「トップ・センタースペシャル修錬会」でした。この試みも皆さんにたいへん喜ばれ、大きなご支持をいただくことができました。また、今年5月の春期集中講座では、大阪と東京の両方において、私が直接指導を行うという機会を作ることもできました。
5月4日「トップ・センタースペシャル修錬会」のテーブルふき実技指導
このような流れの中で、当然のことながら、私は「トップ・センタースペシャル修錬会」に参加される皆さんのセンターがどのように成長を遂げることになるのか、非常に注意深く見守ってきました。そして皆さんのセンターが、かつての状態に比べてはっきりと上達、進化を遂げている事実を、目の当たりにしてきたのです。
この方向性に則って、本年の夏期集中講座では、あらためて「トップ・センタースペシャル修錬会」を行うこととしました。その後の秋期集中講座では“大青四本柱”という昨年同様のテーマで、センターを重点的に鍛える講座編成とし、そして本年末の冬期集中講座では、また「トップ・センタースペシャル修錬会」を行うというように、これらを運動総研全カリキュラムの中の最も大きな流れとして育てていくことに、確信を深めているところです。
世界最高峰のレース“ニュル”で活躍するレーサー、クラゴンの姿も
細胞意識の協力を得て初めて身体意識が形成される
さて、トップ・センターが人類の身体意識の中で最も重要な装置であるということは、すでに周知のことと思います。一方で、おそらく一部の方しかご存じないこととして、実は身体意識というものは、細胞意識の協力を得ることで初めて本当に深化することができる、という性質があります。
これは言い方を替えると、身体意識は、本人の潜在意識下の構造、つまり顕在意識に近い潜在意識だけではなく、深いレベルの潜在意識から無意識のレベルにわたって存在する細胞意識が参加することによって、初めて優れた身体意識として形成される、というメカニズムがあるということです。この重要情報は「細胞正常力アップI」での講義内容の目玉の一つであり、講座中では、具体例として、センターという身体意識を背骨の前に通すためには、その近傍の細胞意識群が参加することが必要だということを、ボード上に図を描きながら分かりやすく解説しています。
ここから2つの話があります。1つ目の話は、歴史上優れた偉人や天才、あるいは優れたスポーツ選手たちなど、センターが高度に発達した人はたくさんいたわけですが、実はその人達は、皆自分が知らぬ間に細胞意識たちの協力を得て、センターの形成に成功してきたということです。
そしてもう一つの話は、今度はトレーニングとして、いわゆる自分自身を観察しながら自分自身の足りないところをトレーニングしていくという観点からすると、身体意識の各装置、センターならセンター、下丹田なら下丹田をトレーニングする際に、それらの装置ごとのトレーニング法を“Y軸”とすれば、細胞意識のトレーニングは“X軸”に相当する、と考えられるということです。
たとえば、センターを鍛えるトレーニングを始めた一人の青年がいたとしましょう。一所懸命になってその方法をおぼえて、背骨の前を意識したり、ウナや膝裏を意識してみても、なかなか思う通りにセンターが形成されないという現実があるとします。その原因の一つとして、センターを育てたいという意志を持ち、センター形成に必要な身体の各部分を意識するという行為にもかかわらず、そうした本人の意識に対して細胞意識が応えてくれないという状況があるということなのです。「細胞正常力アップ」の講座で行われている、様々な認識的な経験やトレーニング法は、身体意識の観点から見ていくと、このような関係にあるのです。
最も根底的なセンター鍛錬法としての細胞正常力アップ
実は私は、3年前に「細胞正常力アップ」の講座を発表した当時から、この講座で指導する内容が、様々な身体意識の根底的なトレーニング法であり、かつすべての身体意識を支える最も一般的なトレーニング法であるということについて、当然のことですがよく理解していたのです。
「細胞正常力アップI」の指導風景。参加者を奥深い細胞意識でリードしていく
ただ、この切り口を皆さんに発表することは、ずっと控えていました。なぜなら、すべての身体意識の中でセンターを最優先課題として、センターを確実に育成していけるキチンとした体制がいまだ組まれていない段階で、それを発表することによって、皆さんに焦りや混乱を産みたくなかったからです。ですから、今までこの事実を公表することを控えてきたわけですが、「細胞正常力アップ」の講座自体は「本人(主体者)の意識と細胞意識の間に共感を育てる」「異常細胞を死滅させ正常細胞を強化する」ことなど、別の観点において格別に重要な講座でしたから、3年前のあの時点で発表することさえも、実は遅いくらいのタイミングだったのです。
トレーニング内容の真実を明らかにした理由とは?
しかし、昨年秋から始まったトップ・センターを中心にしたセンター系“大青四本柱”講座と「スペシャル修錬会」によって、トレーニング方針をしっかり組み立てることができた現在においては、そろそろ細胞正常力アップの講座で教えているトレーニング内容の真実を、つまり身体意識の根底的かつ一般的なトレーニング法であるという事実を、発表すべき時期が近づいているのではないかと思ったのです。しかし、なおかつ私としては、それだけでは、発表する理由として十分ではないとも感じていました。
それでは今回、なぜ細胞正常力アップの講座で教えているトレーニング内容の真実を明かしたかと言えば、「細胞正常力スペシャル修錬会」を発表すべく所内整備が完了したからです。「トップ・センターを育てよう!!」という強力なスローガンを私が打ち出しているからには、無料で参加できる「トップ・センタースペシャル修錬会」という、皆さんの意思をサポートしたいという私どもの意思を形として示すことが必要だったように、やはりこの細胞正常力についても、同じ意思を形として示すことが必要だと、感じていたのです。そして、このたびようやく無料で参加できる「細胞正常力スペシャル修錬会」を用意することができるようになりました。以上が、この夏期集中講座の私からのメインメッセージとして、「細胞正常力スペシャル修錬会」を発表させていただくことになった次第です。
サポートしたいという意思を形にするのですから、できるだけゆるい条件で皆さんが参加できる機会を得られるようにしたいと考えました。「細胞正常力アップI?III」の講座でしたら、シリーズ中のどの講座にご参加された方でも、無料でこの「細胞正常力スペシャル修錬会」にご参加できるようにしましたので、ふるってご参加いただければ幸いです。
修錬会では徹底的にトレーニングに打ち込む
この「細胞正常力スペシャル修錬会」も、せっかくやるのですから、できるだけ有意義なトレーニング会にしたいと、今から準備を進めております。トレーニング内容については、「細胞正常力アップI」で行っているメソッドが大半を占めると思います。一方で「細胞正常力アップII」や「細胞正常力アップIII」の講座では、非常に興味深く有意義な各細胞の身体意識や細胞内構造の身体意識、それから細胞を成立させる前提条件になっている水や海の身体意識図を勉強していただいているので、その身体意識図の一部を会場に掲げながら、まさに優れた“意識の場”で“トレーニング三昧”に浸るということを、工夫を重ねながら指導させていただきたいと考えています。
ここで、一点皆さんに留意しておいていただきたいことがあります。これはトップ・センタースペシャル修錬会でも同じことが言えますが、細胞正常力スペシャル修錬会でも、一切、筆記用具は持たずに参加して欲しい、ということです。普段の講座ではいろいろな情報を書き留めていただき、そして備忘録として持ち帰っていただくことも当然重要な課題になっていますが、修錬会ではその名の通り、徹底的にトレーニングに打ち込んでもらうことで、普段あり得ないような深いレベルの意識を形成したり、皆さんも私もお互いに潜在意識下での共感を深め合ったりといった成果を目指しています。ですからこの修錬会では、何かを書き留めるなどの意識を一切捨てて、修錬のための“意識の場”をつくり上げることに、全面的にご協力をいただきたくお願い申し上げます。
夏期集中の全講座を「2013年版new&new講座」に
さて、この談話を語っているこの6月の末までに行われた、さたでい身体シリーズを含めたすべての集中講座の各講座内容については、皆さんにとって興味深い、必ずためになる新工夫を加えるように努力して参りました。その努力が実り、各講座を終えていくたびに成功だったということを確認して、今日まで指導を行って参りました。
今後、6月末から7月末に行われるさたでい身体シリーズの講座を含め、8月に行われる夏期集中講座の全講座については、2013年版Newマークを付けました。すでに2013年版赤Newとして行われている講座(本パンフレット表紙の日程表に赤の「2013年版New」マークが入っている講座)については、基本的にはその講座内容をさらに磨きをかけて指導するという意気込みで臨みたいと思います。2013年版赤New講座を初めて受講する方にとってみれば、新工夫が散りばめられている講座になるわけですし、すでに一度2013年版赤New講座をご参加されている方にとっても、2回目以降を受けることによって、私のより洗練された指導を、皆さんのより進んだ学習力でもって学ぶということにより、今まで以上に学びがいのある、たいへん意義のある講座になると確信しています。
一方、2013年版NEW講座として今までに発表していない講座については、すべて、この夏期集中講座において、内容と指導方法について新しく工夫を加え、2013年版金NEW講座(表紙の表に金の「2013年版New」マークが入っている講座)として発表することにしましたので、大いに楽しみにご参加ください。
なお本パンフレット上での各講座の解説文の中では、それぞれの講座の新しい工夫内容については掲載しておりませんので、その点を、ご理解いただければ幸いです。(了)
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