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 「達人調整 温和教程」

  •   高岡英夫による講座紹介  
  •   ご参加者の声  
  •   近日開催講座情報  

えっ、こんなにカンタンに達人調整ができちゃうの!?

◆達人調整は15年近く指導してきて、いささかも変更するところのない完璧無比な体系

 初公開以来、すでに15年近くに渡ってじつに多くの皆さんのご支持をいただいてきた達人調整の新講座の登場です。達人調整の特徴は、学ぶ実技がすでにスポーツ界をはじめ、様々の領域のチームや人物たちを現実に支えてきた歴史を持っているということです。

 皆さんがよくご存知のところで言えば、大学バスケットボールの歴史に画期的な金字塔を打ち立てた鹿屋体育大学の女子バスケットボール部。彼女たちの奇跡的な活躍は、達人調整を抜きには考えられないのではないかと思います。しかも、優秀な達人調整師が何人か付いてチームを支えたのではなく、彼女たち自身が達人調整の実技を覚え、ある程度の水準の達人調整師のような実力をバスケットをやる傍らに身に付け、お互い施術し合うことによって各自の能力を高めていったという経緯があったのです。

 調整を受けた人間は当然達人に向かう身体を作り上げていくと同時に、施す側も調整を施すことによって脳も含めた全身体が達人化していくように鍛えられていくという良循環の結果、バスケ部の1年生から4年生まで全員がお互いに施術を繰り返し(長い人は3年以上行うことで)、チーム力を底上げしていったという事実が背景にあります。つまり非常に大きな客観性というものがそこには存在するのです。

 したがって、私は達人調整というものを十分な研究成果の基に発表したわけですから、その後15年近くの間指導してきて、いささかも変更するところがない完璧無比な体系であることに、ますます客観的な意味で確信を深めてきたのです。

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◆温和な身体使いで施し手と受け手の両方が良くなってしまう画期的な達人調整メソッド

 ところが、一つだけ大きな改善すべき点をこの達人調整は抱えていることがわかってきました。それは、その術技の内容です。

 この達人調整の術技は、施し側が達人として成長すると同時に受け手も成長するように作ってあるがために、これらの術技はそれぞれが困難な厳しい身体動作を要求されるようになっています。たとえば、現代人は非常に足腰が弱い。これは江戸時代から明治時代辺りの日本人に比べるとおそらく何十分の一というぐらい耐久力やパフォーマンスの低い体をしています。わかりやすく言えば、板や畳だけの立ったり、座ったりの生活、ごはん食べるのも何をするのにもちゃぶ台だとか土間だとか、そういう重心が非常に低い中で身体を高度に運用していく必要のあった過去の時代の人たちの生活環境から生まれた下半身の強さがすっかり失われて、影を潜めてしまったということです。

 そういうところに手をつけるために、達人調整では非常に低重心の厳しい術技を取り入れました。それは、通常の健康体を持っている人が、ハッキリと自分を達人化して鍛えたいという意志を持った場合にはちょうど適切な難度であり、厳しさなのですが、すでにご高齢の範囲に達している方とか、若い頃などに膝や足首、股関節などにケガをした経験があるとか、歩くのには不自由はないけれど足腰に若干の障害、困難を抱えている方にとってみると厳しすぎるのです。

 達人調整のねらいであるその論理構造は素晴らしいし、受け手が受ける効果も素晴らしい、ぜひ術技を覚えて人にやってあげたい、自分が鍛えられるということも素晴らしい、自分もできるようになりたい。しかし、その術技設定の難度が高く厳しすぎるためにどうしても自分ではやり抜くことができない、あるいは最初からできない…、というような声をこの14年余り多く聞いてきたのです。私としては、いつまでもこのままではいけないと思い、その方々にお応えすべく研究を重ね、いよいよ成果を発表したのが、この「達人調整温和教程」です。それは、達人調整のねらいである施し手、受け手の両方が同時に良くなることは当然として、施し手にとってきつい身体動作は極力排除し、温和な身体使いで施し手と受け手の両方が良くなることを実現する画期的な術技群なのです。

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◆超多忙で超疲労と闘っている一流人材から圧倒的な高い評価

 私は大学教授や企業経営者、政治家、弁護士などの各界の優れた人材をいくつかのグループで指導していますが、その稽古会でも温和教程の各メソッドは大人気です。鍛錬系も高い評価を得ていますが、何といっても超多忙で超疲労と闘っている彼らに、易しく、優しく温和なメソッドは、たまらないほど魅力的なんだそうです。

 さて講座の中で私は渦巻き系の身体意識を皆さんに体現していただくために、その反応力を呼び起こすようにホワイトボードにサーッと渦巻きを描きます。それに皆さん非常に感動してくださるのです。これはまさに描く本人が、「なるほど、この渦巻き系の身体意識を無上なまでに体現しなければ描けるわけがない」という、渦巻きの姿なのです。

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◆温和教程の肋骨運用法「渦巻きシステム」で、鍛錬教程の不得意な部分を補完する

 具体的な術技の中身についてお話しすると、今までは肋骨、肩甲骨の動作は、極意講座で指導している「ベスト」を使うのがベスト(笑)という判断のもとに、ベストを駆使してやってきました。このこと自体は正しいことです。

 しかし、ベストというのは、一見簡単なようでたいへんな脳の集中力を必要とするものです。やり通していくと非常に脳が鍛えられて、達人として優秀になれるようになっている。しかし、課題の難度も高い。ですから、そこをもっと別な角度から、温和な肋骨の使い方というのを導入しました。

 それは1種類ではないのですが、そのうちの最も代表的なものが「渦巻きシステム」という肋骨の運用法です。これを肋骨使いの第一法として学んでいただきます。たいへん面白く、また地球の中心である地芯にも結びつきやすく、立ち上がるセンターも運用しやすいという特徴を持っています。一方で、足腰に問題や弱点のある方にとってはつらく厳しい人立重垂は、極力この講座では使いません。

 今日では、プロの達人調整師として生活している方も増えてきました。そのような方にとってみれば、自分を鍛錬しながら相手からの悪い影響をかぶることなく受け手を良くしていける従来の達人調整という術技は、まさに理想的なものです。ところが、やはり同時に鍛錬法でもありますから、一日に4時間を超えてくると、自分の身体や意識、脳にとっても、負担が多すぎる、鍛錬過多という状態になりかねないのです。

 そこのところもこの温和教程では、大いに救済システムとして運用することができるように作ってあります。人によって判断はいろいろあると思いますが、2時間は従来の達人調整(温和教程に対して「鍛錬教程」と呼びます)、これらの術技を使って自分を鍛えるのが良いでしょう。でもそれを超えた時間分は逆に温和教程をどんどん運用し、自分の身体を温和にいたわりながら、やさしく鍛えてあげて、なおかつ受け手にも良くなってもらうようにしたらいいと思います。

 アマチュアや趣味として達人調整をやりたいという方からプロフェッショナルの方まで、今までの鍛錬教程の良さを認めながらも、それが不得意な部分を補ってくれる、非常に温和で人にやさしい新しい世界・領域の術技として役立てていただければ嬉しく思います。 

 なお補足になりますが、鍛錬教程を全くやらずに温和教程だけをやっていたら、当然ながらこれまでより達人化の効果は弱くなってきます。鍛錬教程は名前の通り、鍛錬できるように作られていますから、通常レベルの足腰の状態の人は、当然、鍛錬教程もやった方が良いでしょう。両方やることで、デメリット面が少なくなり、お互いの良さが引き立つような補完関係が生まれてくるからです。(高岡英夫談)

「達人調整 温和教程B」⇒関連ページへ

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 「温和教程」という言葉に惹かれ達人調整に初参加しました。最初の外腿で、瞬時に「何が起こったんや?」とカラダがびっくり。「コリ固まっていたんやね、太ももちゃん」これからいたわりますので、ご勘弁願います状態。「脱力、脱力」。講座が進行するにつれ、「ヒジが?」「アシクビが?」「アシのユビが?」と次から次へとハードルがきました。これが私のカラダの現実と言いきかせました。パートナーにはげまされ「温和な気持ち楽な姿勢で取り組むのが大切」とのご指導を受け無事終了。以来、時間のアキを利用して毎日「ウズ、ウズ」しています。
(古宅春夫さん/50代男性/土木施工管理技士)

 これまでの達人調整に比べて、とても簡単に取り組むことができたと思います。特に腰背踵崩しは楽してできるのが最高です。ただし、あくまで「達人調整」、自分の本質力によって取り組みの深さが決まってしまうので、うまく出来ないもどかしさもありました。ゆるトレや極意のトレーニングと合わせて、達人調整にも生かせるように、しっかりと体をゆるめていきたいと思います。
(30代男性/会社員)

 当日は少し体調を崩していて、体力が余りなかったのですが、楽々と参加することができ、翌日も疲れるどころか、もっと元気になりました。温和教程の方法だと自分が体力がないときでも、やってあげられるし、深く極めていなくても、それなりに効果があるからすごいと思います。体づかいを余り気にしなくて楽だったので地芯に集中し易く、まるで坐禅を組んでいるみたいな心境になりました。手で地芯に乗ってセンターでも地芯に乗るとどういう感じなのか、ということについてはまだわからないのですが、もっともっと達人調整の鍛錬教程と温和教程の両方、共に深め極めていきたいです。ありがとうございました。
(40代女性/ヨガ)

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8月12日(日) 13:30~17:00
[東京・運動総研 本社教室]
2012年版New2012年版達人調整 温和教程C
講師:高岡英夫
※「達人調整 温和教程A」「達人調整 温和教程B」を受講していなくても受講できます。
〈複数回参加割引条件〉2009年1月以降に「達人調整温和教程C」を高岡英夫直接指導・休日料金でご受講済み。

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※お申し込み・お問い合わせは、コールセンターへお願いします。
電話:03-3817-0390 (電話受付:10時~18時 日曜・木曜定休)
ファクス:03-3817-7724 

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持ち物

大判のバスタオルとタオル各2枚、ゆるゆる棒