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 身体能力開発「ゆる筋トレ」

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4つの各セクションごとに集中して、ゆるゆる快適に鍛え上げる“史上最高の筋トレ”!

◆従来の筋トレの常識を“180°”ひっくり返した最先端の筋トレ「ゆる筋トレ」

 最近はかなり筋トレが流行していますが、普通の筋トレを行うと、筋肉は強力な筋収縮が行われることによって体がガチガチになって固くなり、ギューッと縮んでしまいます。体にとってみると、何重にも悪い状態が起きてくるわけです。ですからやみくもに筋トレを行なってはいけないのです。私は科学者として、絶対にこの問題を克服しようと心に決めて、何十年にもわたって研究を続け、ついにこの問題を完全に解明、克服しました。それにより生まれたメソッドが「ゆる筋トレ」です。

 ゆる筋トレをやるとフワフワに体がゆるんで大きくなります。筋活動をやって、ゆるゆる、フワフワと体が大きくなっていくことほど、人にとって快適なことはありません。しかもゆる筋トレには、ゆる体操だけでは味わえない、また格別な気持ちよさがあるのです。なぜなら人は、そもそも筋活動をするようにDNAによって作り出されているからです。そのような意味で、ゆる筋トレは、ゆる体操の考え方をベースにした最高度のトレーニング法だと言えるでしょう。

 人間の身体は、体幹、上半身、下半身、そして私の造語になりますが中半身(体幹深層部)の大きく分けて4つのセクションでできています。ゆる筋トレIでは体幹部を、IIで上半身を、IIIで下半身を、そしてIVでは中半身(体幹深層部)というふうに各セクションごとにトレーニングを集中的に行なっていきます。

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◆各セクションごとに集中的に行うことで最大・最強の効果を実現する

 「ゆる筋トレI ベースofベース」では、皆さんにブリッジ系の背筋力トレーニングを中心にご指導していきます。このトレーニングを行うと、終わった直後に背中から腰にかけてがやる前よりはるかにゆるみ、重心は後ろに、センターは見事に立ち上がります。目線まで高くなるし、呼吸もはるかに深く入るようになり、本人が快適なのはもちろんですが、向かい合って自分を見ている仲間にとってみると、トレーニングする前よりはるかに雄大な爽快な見事な存在に自分が変わってしまうのです。

 「ゆる筋トレII ベースof上半身」では、上半身を中心にトレーニングを行っていきます。腕立て伏せやベンチプレスが上半身の筋トレの代表ですが、運動進化論に基づき徹底的に吟味しない限り、優れたゆる筋トレにはなりません。運動進化論の法則に従い、見事に筋肉や骨格をゆるませ、誰もが自宅で毎日器具を使わずに続けることのできるトレーニング法をいくつも紹介します。

 「ゆる筋トレIII ベースof下半身」では、下半身を中心にトレーニングを行います。ハムストリングス、大腿四頭筋を鍛錬していくのですが、一般的な筋トレではこの2つの筋肉を鍛錬していく過程で、まず腰背筋が固まってしまいます。なぜなら股関節を中心とした大腿骨周りで力を発揮しようとすれば、それを支える骨盤から腰背部が固定土台化してしまうからです。筋トレをやった後に太腿周りの筋肉はすごく使っているのに腰がゆるゆる、フワフワに柔らかくなってしまう、また前腿を鍛えているのに、トップ・センターとサイド・センターが通ってきてしまうというという奇跡的と言えるほど素敵な状態を体験していただきます。

 「ゆる筋トレIV ベースof中半身」では、「ゆる筋トレI」で扱った体幹のさらに深層にある筋肉に焦点を当て、人体のより中心をトレーニングしていきます。それには、肋間筋や横隔膜筋、腹横筋、脊椎深層筋、そしてさらに当然のことながら腸腰筋も入ってきます。これらの深層筋は呼吸と密接に結びついているため、呼吸運動によって鍛えるのが、非常に合理的です。しかし、筋トレは動作法をともなって行われることにダイナミックな価値がありますから、見事に呼吸を運用した方法に筋トレ的な動作法を加えた、素晴らしい方法をご紹介していきます。つまり、呼吸筋を駆動筋として使うためのDNAにスイッチを入れられるメソッドです。人間の筋肉では、ここが強さの根幹となりますから、ゆる筋トレの中でも最重要な方法であることは間違いありません。

 いずれの講座も筋力の強い方、筋トレが大好きだという方から、今まで筋トレに類するものはほとんどやったことのない方、主婦やOLなどの女性、お年寄りの方まで楽しめる内容ですから、ぜひともどなたも楽しみにお越しいただければ嬉しく思います。

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◆世界初のホーリスティックな筋トレ法「ゆる筋トレ」

 ゆる筋トレでは、身体を捉えるときに筋肉や骨格、内臓、脳までをファクターとして考えます。従来の筋トレというのは、筋肉以外のことは考えていません。筋肉以外にも身体の中にはたくさんの内容を持った重要なファクターがあるにもかかわらず、全く無視して作られています。だから、欠陥だらけになってしまうのです。

 これが筋トレの研究や方法を開発する人たちが陥っている「要素主義」という科学的な思想の立場です。科学的思想自体が間違っているために、間違った結果が出てきてしまうのです。その中の代表的なものが、筋トレをやると体がどんどん縮んでくるという現象です。筋肉は、太く、肥大成長するのですが、骨格が小さくなってくる。骨格の間、背骨の椎間板などが狭くなっていく。それから筋肉も含めて体が固まって硬縮するという不快感がどうしても発生してきます。

 一方、ゆる筋トレは最初からホーリスティック(全体論的)な立場に立って作られています。いくら筋肉に焦点を当てたとしても、筋肉は必ず骨格や脳を伴う形でしか存在できません。必ずその全体性の中で考えていかなければいけないのです。その点が、私の立つ根本的立場が正当な理由です。

 私がこのことをハッキリと学術的に明らかにしたのは、1980年代に上梓した『鍛錬の理論』(恵雅堂出版)という本です。お持ちの方は、もう一度その本を読んでいただきたいのですが、私はその本の中で今までの要素主義の立場に立つスポーツ科学の過ちを根本から批判し、学界に衝撃を与えました。

 ゆる筋トレをやると筋肉は疲労しているのに、筋肉がホワ?ッとする。使ったはずの筋肉と接続する骨格が大きくなっている。ブリッジ系のゆる筋トレで身長が高くなってしまうなんて現象は、もうそれこそ驚異的なことです。ブリッジ系の筋トレは、普通は椎間板をへこませて、背骨の間隔を縮めて、身長を短くしてしまうという最たるトレーニング法なのですが、それをやって背が高くなってしまうのです。筋肉を使って筋活動し、骨格が大きくなるようなやり方こそが、人間が生物として最も気持ちいい状態になる方法なのです。

 なぜ私たち人間にこれだけの筋肉が備わっているかというと、使うべきだから備わっているわけです。それは動物とまったく同じで、使わないより使う方が本来の人間のあるべき姿に近いわけです。ところが、今まで考えられていたような従来の筋トレの方法というのは、人間がやるべき運動ではありません。むしろ人間がやってはいけない運動なのです。野生動物は、筋トレはやりません。筋トレ以外の筋活動をする。体をゆるめていくような筋活動以外は決してやらないのです。

 そしてさらにゆる筋トレでは、身体以外の極めて重大なファクターである身体意識が同時に開発していけるように精密に作られているのです。というのは、身体だけが独立して存在することはありえないし、身体意識が独立して存在することもありえないからです。身体意識が開発されずして、身体が優れるということはありません。この辺りについては、現在までの身体に関する科学者や医学者、トレーニング方法の開発者たちにはまったく歯が立たないことなのです。ゆる体操をやっている人たちは、自分をもっと良くしたいのであれば、必ずゆる筋トレをやった方がいいでしょう。ゆる体操をすでに取り組んでいる人たちがゆる筋トレをやったら、ベースになる能力がついているために、その効果が抜群だからです。

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◆ゆる体操はX軸方向を、ゆる筋トレはY軸方向を伸ばす

 2011年3月11日に東日本大震災が起きました。あのような大きな災害時においては特に瞬間的に災害に対処する能力や、あるいは持続的に20分、30分間のスパンで津波から避難所に逃げるというような局面においては、筋力の強さがたいへん重要になってきます。そのような筋力は、脳とよく結びついた賢い筋力でなければいけないことは、皆さんならよくおわかりのことかと思います。なぜならその筋活動には、非常に高度な洞察力や判断力が要求されるからです。

 ゆる筋トレは当然のことながら、そのような人生に何回か遭うかどうかというような困難な事態に対して、最も望ましい運動や行動を実現できる自分を、普段からとても快適かつ面白いトレーニングで作っていけるように、工夫してあります。つまりゆる筋トレとは、その時々でその良さを自分が享受しながら、いざとなった時に役立つ脳と体を作るということのために、非常事態をあらかじめ想定内として(想定外ではなく)、私自身が作り上げ、率先してトレーニングを行っている方法なのです。整理すると皆さんにゆる筋トレを強力にお勧めする理由は、2つあります。

 まず理由の1つ目は、ゆる体操をやっていることが能力のX軸方向を伸ばしていくことだとすると、ゆる筋トレはY軸方向を伸ばすということになるからです。ゆる体操はあらゆる角度から詳細に大胆に解きほぐしてゆるめていくメソッドの体系です。一方、人間の体には500種類もの筋肉があって、その筋肉は強く使ってもらうことを待っています。そしてこの筋肉を上手に強く使わないと、人間は身体そのものが衰えるばかりではなく、同時に脳も衰えていくのです。

 ゆる体操は「筋肉を鍛えるように作っていないのですか?」と問われれば、筋肉を使うべきことが大事だということは百も承知のうえで、私はあえてゆる体操からそのような筋肉を直接鍛え強くする方法を大幅に削りました。なぜかといえば、じつは体を解きほぐしてゆるめるということは一般に考えられているよりもはるかに難しい行為だからです。というのは、現代人はあまりにもストレス過剰かつ極度の運動不足の中で生活しているので、身体をほぐしゆるめることが極めつけに難しくなってしまったのです。

 そして、身体をほぐしゆるめていくという作業のメソッド体系と、ほぐしゆるめた身体をもってさらに筋肉を上手に鍛え、脳の機能を高めていくというメソッド体系は、別のものとして用意しなければゴチャゴチャになってしまって上手くいかないと、私は判断したのです。その結果、ゆる体操からはほぼ95%程度筋力トレーニングの要素を取り除きました。

 しかし一方でいえばゆる筋トレに、まさにゆる体操の中で押さえていない筋肉を脳との関係の中で鍛えながら筋肉と脳を賢い関係に育てていくという領域のトレーニングを、託したということなのです。ゆる体操とゆる筋トレは、X軸、Y軸の関係ですから、ゆる体操をやっていくことによって脳が鍛えられ、どんどん様々な側面で人の健康度も能力も良くなっていきますが、ゆる筋トレを行うことによってさらにY軸方向をも目指してトレーニングしていただくと、バツグンに健康度も能力も脳力も筋力も高まっていくことになるのです。

 それから、私が皆さんにゆる筋トレをやっていただきたいもう1つの理由についてお話しします。それは、通常の筋トレをやると脳がますます衰えてしまう可能性があるということです。人間の身体というのは、ある動きをするために特定の筋肉だけではなく、たくさんの種類の筋肉を連動的に繋げて使っていくことよって優れた脳活動ができるようになっています。そのことは、皆さん自身が様々な作業をしたり、あるいは野生の動物が走ったり戦ったりする姿をご覧になっていただければご理解いただけることかと思いますが、決して1つの筋肉だけを使ってはいないのです。

 人間の体は、いくつもの筋肉を複合的に使うことによって脳が優れた活動するように遺伝子レベルででき上っているのです。そこのところを1980年代を中心にした筋力トレーニングの研究が断ち切ってしまったのです。特定の筋肉だけを集中して鍛えるということは別な言い方をすると、出来るだけ脳を使わせないように筋肉を鍛えるということです。とても皮肉なことですが、彼らはそのための方法をずっと研究、模索してきたということなのです。

 脳をきちんと使いながら筋トレをすることが「賢い筋トレ」だとすれば、これまでの筋トレというのはあえて脳を使わないで行うわけですから、「愚かな筋トレ」ということになるでしょう。私はそのような類の筋トレをこの世の中に普及させてはいけないと考えています。しかし、筋トレをやりたいという人は、やはり一定数いますし、じつは筋肉を使いたいという直感は正しいことですから、本来はその欲求は理にかなったたいへん正しいものなのです。

 しかしたいへん不幸なことに、その受け皿が現在この愚かな筋トレしかないのです。ゆる筋トレは、その不幸な状況を変えるために私が長年の研究によって作り出した、本当の意味で世界最先端の、21世紀的な筋トレです。筋トレをやりたいという皆さんは、ぜひゆる筋トレにご参加されたらいいと思います。そしてゆる筋トレを始めたら、必ずゆる体操も同時進行で徹底的に行っていただくことが必要です。そのことによって初めて、ゆるんだ身体をベースに強力に活動する筋肉と脳の見事なチームができあがるのです。

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◆ゆる筋トレは、どこまでも奥深いアプローチが可能

 ゆる筋トレはすでに第四教程まで発表していますが、どの教程のどの方法をとっても、次のように2つの方向性からつくられています。1つは、1回習ったらそこそこの効果得られるようにしてあるという方向性。そしてもう1つは、どこまでも奥深いアタック、アプローチが可能なようにしてあるという方向性です。

 別のいい方でいうと、そのメソッドの本当の効果はとんでもなく奥深く、甚大なものがあるということです。ですから、私がゆる筋トレの講座を始めるときに、本当にゆる筋トレから豊かな効果を得たいと思っている方には、何度も何度も繰り返し繰り返し参加していただこうと最初からメソッドをデザインしてあるのです。

 しかし、それらのメソッドを一度に教えることは全くできません。というのは、皆さんの反応が追いついてこれないからです。確実に2年前と1年前、そして現在とでは教える深さが違います。それは皆さんの反応力が年々高まってきていることによるものです。この反応力というものは、繰り返し参加してきている人の方が当然高くなるのですが、興味深いことは、繰り返し参加している反応力が高い人がたくさん参加している講座では、初めて参加した人もその反応力の高さに引きずられていくという現象です。

 じつは人間というのは、脳機能の伝播の力が非常に強い動物です。これはなぜかというと、人間は最も強力に群れをなす特徴を持っている動物だからです。そしてこの人間の脳機能の伝播の力が強いという特性を、いい意味でのシンクロニシティとして講座において活用するのです。こうして、どんどん毎年毎年奥深い段階へ術技の指導が進化していけるのです。

 ゆる筋トレは、普通の筋トレのように負荷をだんだん上げていくことで、能力が上がるというような単純なものではありません。たとえば、武術やヨガような奥行きの深い身体文化や技術性の高いゴルフのようなスポーツを1回習ったからといって、それで修得できるものではないことは、おわかりかと思います。ゆる筋トレはそれ自体が武術やヨガに負けない、奥深い体系なのです。

 ゆる筋トレも基本的にそれらと同じです。ですから、ぜひそこの辺りもよくご理解いただいた上で、ゆる筋トレに参加し始めたら「この講座は何度でも私が行く講座だ」と、繰り返し繰り返し参加する価値のあるものだと思っていただけるとうれしく思います。

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◆シリーズをまとめてトレーニングすることによる相乗効果

 ゆる筋トレのII、III、IVとも指導回数を積んできたことと、さらなる工夫、研究を重ねたことによって、より深いところに到達する指導をいよいよ始められることとなりました。今回の春期集中講座でゆる筋トレをII、III、IVと綺麗にシリーズを並べて開催することの理由の一つとして、ゆる筋トレの指導は他の講座と比べても格段に難しいことが挙げられます。

 それは極めて当然のことで、筋力を発揮させながら、ゆるませることを要求されるからです。このことは皆さんが普通はどう考えても共存し得ないと思っていたことではないでしょうか。「一体どうやったらそれが可能なのかが、からっきしわからない」、「実際その筋力を発揮しながらゆるむということはどういうことなのかをぜひ体験したい」ということで講座に参加されるわけです。このトレーニングをさらに奥深いところで行うということは、突き詰めるとより強い筋力を発揮し、より強い負荷をかけながら、より深くゆるませるようにトレーニングするということです。それはとんでもなく難しくなるということは、容易に想像していただけるかと思います。

 至難ともいえるゆる筋トレの進化した指導ですから、私にとっては1つの教程を指導するのであれば、3つくらいの教程を集中講座期間に入れておいて、一斉に指導した方が各々の教程指導の相乗作用で高度に洗練された集中力が発揮できるのです。

 これからまさに開催する春期集中講座のスケジュールでいえば、IVをやった数日後にII、IIIというふうに行うと、それら全体の流れと関係性が強化され、指導力が飛躍的に高まっていく結果、参加する皆さんにとってはいきなり最高頂に、最高調に、エンジンのかかった洗練され行き届いた指導が受けられるというわけです。(高岡英夫談)

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◆“ゆる筋トレ”にあらざる筋トレがいかに問題を多く含むかについて、浅田真央選手の例で考える(高岡英夫・談)
2010年4月28日掲載

筋トレによって生じる交感神経への心身の影響は、勝敗を左右するほどのマイナスだった

 私は、浅田真央選手を日本スポーツ史上稀な才能とも、また日本フィギュアスケート界100年に一人の才能ともみなしています。彼女は何が何でも負けないという堅牢な意識のある、無類の負けず嫌いな性分なのですから、このレベルの戦いになれば、いかに広い視野にたって、奥深く、冷静沈着に、物事を受け止めることができるか否かが勝負の分かれ目になってくるのです。

 わかりやすくいえば、昔の江戸時代以前の剣術家が戦いの境地を極めていって到達するような心身ともなる冷静さが必要になってくるということです。昔の古歌で「立合は心しづかに気をくばり、富士の姿をよすがとはせよ」というものがありますが、どんなに詳細に技術、戦術、戦略、情報を収集し、思いをめぐらしたとしても、それは自分の身体や心や相手、そして一切の環境全体についても、あのような堂々たる日本最高にして最大の威容、最深の静けさを誇る富士山のような心境であらねばならない、と言っているわけです。このような心境に至るためには、筋トレによって生じる交感神経への心身の影響は、勝敗を左右するほどのマイナスだったと、私は考えています。

 次に、身体への影響をお話します。筋トレを行っていきますと、筋肉は縮んで固くなります。それが休養や睡眠などの時間を経ることによって回復することで、元に戻ってきます。中年や高齢者などがひどい運動不足によって筋肉の新陳代謝活動が極端に衰えている状況においては、きわめて丁寧に適正に筋トレが行われた場合に、筋肉が新陳代謝活動を回復、高進させる結果、筋肉が逆に柔らかくなり伸長性も高まって、全体としてゆるんでくるというプラスの結果をもたらすこともあります。

 しかし、浅田真央のような選手の場合は、すでにスケートの練習によって十分に高い水準の筋活動が行われていますから、そのような状況とはまったく異なっています。実際に浅田真央選手は、すでにかなりの水準の筋力がありました。そのことは、あの高いジャンプ力や、素早いエッジワークにおける重心移動力と氷面押圧力を見れば明らかです。それ以上の筋力をつけようというのが筋トレの目的なのですから、前提としてすでに新陳代謝活動が十分な浅田選手にとって、筋トレの効果が出るほどトレーニングをやりますと、相対的に筋肉が固く、縮んでしまうのです。

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交感神経の優位状態が続くことで一日の休養と睡眠では回復し切れなくなる

 筋トレで疲労した筋肉は、休養や睡眠によって回復するのですが、筋トレ以外に長時間のスケート練習や、交感神経が優位なところで起きてくる緊張状態、ストレスを受けやすいような自律神経の状態に選手があった場合、この筋トレによって固く縮んだ筋肉は、一日の休養と睡眠では完全に回復し切れなくなるのです。

 たとえば、回復できない割合が0.1%に満たないものであったとしても、それが繰り返されていくとどうなるか。それは複利計算と一緒ですから、だんだん次第に何ヶ月、一年、二年という経つ間にパーセンテージを増していくわけです。具体的に何パーセントになったかを正確な数字で表現することはできませんが、おそらく1%、2%というような壁は超えていたでしょう。

 そうすると、必要な瞬間に使うべきでない筋肉を自由に弛緩させる能力を前提として、全身のあらゆる筋肉を見事に自由自在に使い分けるような高度な身体使いが難しくなってしまうということなのです。これをわかりやすくいいかえれば「何だかギコチナイ」「力んでいる」「動きが固い」状態ということです。もっと弛んでいなければならない筋肉が、本人の主観としては力を入れているわけではないのに、不必要に固く、縮んだ状態になってしまう、ということなのです。

 当然、彼女には整体やマッサージの専門家はついていたでしょうから、懸命になって彼女の身体をほぐす努力もしたはずです。しかし、それでも追いつかないほど筋肉の硬縮というものが、年月をかけて彼女を襲ったのだ、と私は判断しています。

 最終的にどうしてそのように判断できたのかといえば、オリンピックの会場に立った彼女の姿や、メディア等で報道された過去2、3ヶ月以内の練習風景での彼女の姿を見たからです。余計な筋肉に力が入っているために骨格を使い切って氷に乗れていない、明らかに力みの感じられる筋肉のブレーキ成分が必要のないところで働いてしまっている、深層な微小筋群が体幹内に箱状化するように硬縮している、そのような身体状態をはっきりと呈していたことを私は見抜きました。こういう身体状態になってしまいますと、そこからいくつもの災いが起きてくるのです。

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ポジショニングが崩れたために、あらゆるところにマイナスの影響が及んでしまった

 まず、見ていて美しくない。力んだ人間は、美しくありません。これはあらゆる分野について言えることです。また、力んでいるということは、重心を感知するのに必要な筋紡錘つまり筋肉内の感覚器からの情報を混乱させる因子となることによって、重心コントロール機能が恒常的に低下してくるという現象が起きてきます。別の言葉でいえば、理想的なポジションに恒常的に乗りにくくなってくるということです。

 どんなスポーツでも重心をどの位置に乗せるか、つまりポジショニングというのは大変重要なのですが、このフィギュアスケートのような氷上の種目になると、他のスポーツ競技以上にますます重要なものになってくるのです。このことは重心のポジショニングが上手くできない初心者が、氷上に乗るとすぐにステンとひっくり返ってしまうことで推測していただけるかと思います。

 浅田真央選手のようなレベルで、このことがどのような現象として表れるかといえば、氷に見事に乗り切れない、スピードが楽に上がらない、滑りが美しくないということになるのです。しかも、ジャンプに入るときに重心のコントロールを定常レベルよりも高めなければならないので、そこに集中的な脳活動と特別な気合が必要になります。そして、ジャンプ中や着氷も同じ状況なわけですから、ジャンプのたびに定常レベルの重心の感知能力、その結果のポジショニングでは足りないがために、いちいち特別な集中状態、気合の入った状態を作らなければならない、ということが起きてくるのです。

 このことが全体として、この競技全体を通すベースになる意識の流れを大きく邪魔する要因になってしまうのです。そして、エッジワークが、浅田真央選手は世界最高難度と言われるステップを構成に入れたことで知られていますが、デジタルに見ればそのせっかくの最高峰のステッピング、エッジワークなのにもかかわらず、アナログで見たときに世界最高峰というには物足りないものになってしまった、という矛盾した結果が起きていたのです。

 つまり、エッジについて角度だけ瞬時に選択仕分けてやることが出来たとしても、その全体の姿が余裕のある柔らかさ、深く重量感のある美しさというものを体現できない。そして、その他、重心の感知能力、ポジショニングというものは、このフィギュアスケートの種目の根本ですべてに渡っているものがゆえに、あらゆるところについて、このことがマイナスの影響として表れるということを、皆さんにも知っていただきたいと思います。

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肋骨の段ずらしができるのは、世界でダントツの一人か二人くらいだけ

 さらに深い話を続けます。じつは人間の身体操作、和語でいうところの身体使いというものは、どこまでも奥深い内容が存在します。今日の発達したトップスポーツの世界でも、まだその身体使いの極限までは到達していません。この辺りのことは、ぜひ拙著『究極の身体』を一度ならずお読みいただき、少なくともその世界を知識として知っていただきたいと思います。

 さて、この奥深い身体使いの一つに、肋骨の段ずらしというものがあります。肋骨の1本1本を身体操作のパーツとして使う、という身体使いです。この肋骨段ずらしができるというのは、江戸時代の剣術家でいえば、ある程度剣が使えた人間はおそらく全員ができていたというほどのものですが、つまり江戸時代はそれほど身体使いのレベルが高かったということを意味しています。それは剣術家に限らず、職人でも農民でもそういう身体使いをする人々がたくさんいたということでもあります。

 しかし今日、そういう身体使いをする人間は一般人ではほとんどまったくといっていいほど見られない時代に入りました。一方、競技スポーツはどうかというと、各分野のスポーツを見渡してみてもきわめて稀なのです。各種目の世界のトップ、それもダントツの一人か二人くらいが、そのような高度な身体使いができるというレベルなのです。

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筋トレを選んだことが、失敗の原因の一つだった

 2010年3月に開催されたバンクーバー五輪のフィギュアスケートでいえば、肋骨の段ずらしがある程度できていたのが、フィギュアスケートのペアで優勝した中国の申雪と趙宏博組。そして、惜しくも男子で銀メダルだったロシアのプルシェンコです。しかし二組ともショートプログラムではそれなりに肋骨を使えていたのですが、フリースケーティングではほとんど使えていませんでした。

 なぜこんなことが起きたのでしょうか。それは、彼らの能力の水準でいうと肋骨の段ずらしギリギリの高度な脳活動だったからです。それが、私から見ればそれほどレベルは高くないものの、ショートプログラムでその肋骨使いをよくぞ行えたという背景なのです。しかしその結果、フリースケーティング本番のときには脳疲労が起こってしまったのです。脳疲労のために脳の機能が低下して、高度な脳活動は不可能な状態になってしまったのです。

 そのような意味で、肋骨についていえば、フリースケーティング時には凡庸な身体使いしかできていなかった、というのが中国のペアとプルシェンコの二組でした。

 筋トレを続けると、肋骨の段ずらしのような高度な身体使いを行う方向から、どんどん脳が衰えていくことで、ドンドン反対の方向に引きずられて行ってしまうのです。たとえば腕や脚の筋トレを行いますと、肋骨を一つの箱状に固めた状態でその箱を土台として手足を動かすという状態になってしまうのです。私の身体運動理論でいう「固定土台」ということです。

 腕で考えるとたいへんわかりやすいので説明しますと、腕の屈筋を鍛えるために重量物を引っ張ったり、逆にペンチプレスのように押し上げたりするときに、起重機がものを動かすときのように、運動を行うときの土台として肋骨を一つの箱として固めるレベルの低い身体使いになってしまうのです。私は、この運動機能を工業科学の専門用語を借りて固定土台と呼ぶことにしたのです。

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せっかくの肋骨を使える天才性というものを筋トレが潰してしまった

 筋トレをやりますと、一気呵成といえるほど、ドンドン固定土台化していきます。10代の才能のある選手ですと、ますますその傾向が顕著に現れます。私が浅田真央がたぐい稀なる才能のある選手として見なしているということは、当然のことながら肋骨を段ずらしでより自由に使える可能性があった、それだけの才能があったということを意味しています。しかし、そのせっかくの肋骨を使える天才性というものを筋トレが潰してしまったのです。これは推測というより、ハッキリ私の観察によって断定してよい事実だと思います。

 浅田真央の肋骨は、4年前に比べて明らかに箱状に硬縮して固まってしまいました。そのことは体幹部全体についていえるのですが、ここでは紙幅が限られていますから詳論はしませんけれども、固く硬縮してしまった体幹部を一つの箱とたとえると、箱からニョキッと4本の関節付きの木の棒が出てくるというようなレベルの低い身体使いの方向に、浅田真央選手はこの4年間で行ってしまったということになります。

 この精妙かつ深奥の身体使いを成立させているパーツというのは、骨格だけに限ったとしても、肋骨から26個の背骨、仙腸関節、股関節など多くあります。筋肉についていえば、もっと複雑になってきます。そういった精妙かつ深奥の身体使いを成り立たせるパーツが筋トレをやることによって、ことごとく固まって自由度を失ってしまうという事実をぜひ知っておいていただきたいものです。

 あまりにも筋活動の低い選手や個人の場合は、筋トレをやることによって試合等における筋持久力を増大させる場合もありますが、すでにそれまでに練習や試合によって十分な筋活動に達している選手や個人は、筋トレをやることによって身体が硬縮してしまった場合、持久力が下がることの方がむしろ問題になるのです。

 これは筋肉・骨格・血管・脳・神経などが全体として硬縮状態に入っていくと、酸素と二酸化炭素を交換するガス交換が行われにくくなり、疲労物質を貯めやすくなるからです。ますます疲労回復しにくい身体になるのです。そして、そのことは休養期だけでなく、試合中についても同じことがいえるのです。

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力んだ動きでハイレベルな種目の金メダリストになることは決してできない

 逆に疲労回復しやすいゆるんだ身体というのは、試合中に自由度の高い状態で運動することによって、たとえば筋活動を行う筋肉が非常にゆるんでいる、つまり収縮と弛緩というものが高度なメリハリを持って行われるがゆえに、筋肉のポンプ作用というものが非常にうまく働くのです。その結果、疲労物質の交換とガス交換が十全に行われるのです。その結果、硬縮していないゆるんだ身体はきわめて疲労しにくくなるのです。

 このことは実証的に証明できています。もし疲労に追い打ちをかけるような筋トレを行いますと、当然のことながら、筋肉に大きな負荷や負担をかけたり、頑張らせるということになります。そして、その行為を脳が覚えてしまうわけです。 筋トレを一日1時間、3年も4年もやったとすると、厖大な日数と時間を一所懸命筋肉を意識して、その筋肉に頑張らせるわけですから、年中、その筋肉を使うぞ、使うぞ、使うぞという潜在意識状態になってしまうわけです。

 その結果潜在意識が、試合中に使わなくてもいい筋肉を、使わなくてもいいほど使いたくなってしまうのです。つまり筋肉にいたずらに頼った動きになってしまうのです。これは客観的に観察した場合に、汚らしく、見苦しく、力んだ動きになるということなのです。

 力に頼った無理な動きというものを観察者本人が行うタイプの場合、自分とのシンパシーにおいて、力強いたくましい動きだ、ということでプラスに評価する可能性はありますけれども、しかし可哀想ながら、バンクーバー五輪のような浅田真央とキム・ヨナのようなハイレベルな戦いにおいては、そのような認識レベルは全く通用しません。

 弱い種目の全日本大会ぐらいですと、そのような力んだ動きでも通用しますし、オリンピックでも3位、4位ぐらいになりますと、優勝者以外には力みながらも力づくでなんとか頑張って勝つということも起こってくるのですが、ハイレベルな種目の金メダリストになることは決してできないのです。

 さらにもっと悲劇的なことに、筋肉自体が硬縮によって疲労回復しにくい状態にありながら、なおかつ今度は、積極的に潜在意識により負荷をかけるパフォーマンスをしたがるという習性が、筋トレによって身に付いてしまうのです。

 浅田真央選手はそういうところまで至っていないとは思うのですが、以前に比べて筋肉を破壊、損傷しやすい状態に陥っていることは間違いないと思います。その典型的な例が、北京五輪前に筋トレを徹底的に取り入れ、北京五輪を前にして筋肉を痛め、オリンピックを断念することになった野口みずき選手です。

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キム・ヨナは、肋骨の段ずらしをSPのときもFSのときも使えていた

 一方、キム・ヨナは先程来ずっと浅田選手が陥っていた状態に対して、その正反対にいたのです。つまり筋肉はたいへんゆるんでいて、筋肉の脱力と入力がきわめて高度にメリハリ良く行われていた。したがって、試合中の疲労回復能力やガス交換の能力もきわめて高いところにありました。そして筋肉を無理に負荷をかけてまで頑張るような身体使いをしていなかった。その結果、最初から最後までまったく疲れを見せることなく、踊り切ることができたのです。後半いやましに勢いが増すほどのパフォーマンスでした。秘密はまさにゆるんだ身体にあったのです。また当然ながら、その姿には奥深い美しさが共存していました。

 さらに専門的なことを一つ付け加えておきますと肋骨使いです。彼女はちょうどプルシェンコや中国の金メダルペアがショートプログラムでのみ使えていたあの肋骨の段ずらしという身体操作を、ショートプログラムのときもフリースケーティングのときも使えていたのです。

 それは、私ども武術家から見たときにそれほど完成度の高い水準ではありません。しかし現代の競技スポーツ、またとくにフィギュアスケートの水準から見ると“抜群の素晴しさ”だったということです。

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肋骨を使えない選手は、腰背筋で頑張って蹴るたびに腰や背中を反ってしまう

 最後に肋骨使いがどのような働きをしているかについてご説明しましょう。スタートをして加速していくときに肋骨を使えない選手は、どうしても腰背筋で頑張ることになります。だから蹴るたびに腰から背中にかけて、一回ずつ反るような動きが生じるわけです。バンクーバー五輪での浅田真央選手は、残念ながらそういう滑りをしていました。

 一方、キム・ヨナは腰で反る滑りがきわめて少なかった。つまり肋骨の一つ一つのパーツを下に向かってずらしていくことによって、そこから駆動力を生んで、スケートのブレードの氷面圧を高めるような身体操作ができていたということです。

 ですから、きわめて軸の通ったきわめてたおやかで、しとやかな動きの中でしかも加速力豊かな滑りができたということです。いま「軸が通った」という話をしましたが、一回ずつ腰を反らせながら氷面圧を高めようと蹴っていきますと、当然のことながら軸が腰のところで切れてしまうのです。くさび状に意識が入りますから、そのたびごとに軸が腰で切れてしまうのです。加速していくために当然、左右両足交互にスケート靴で氷面を蹴るわけですが、そのたびにいちいち軸が切れる。次の瞬間、また戻す。また蹴っては切れる。また戻す。こういうことが繰り返されていくわけです。だから軸の状態は良くならない。全体として滑っている印象を見たときに、なんかドタバタしているように見えてしまうのです。外側はジグザグ行進しているわけではないのに、身体の内部がジグザグ行進しているように見えてしまうのです。

 それに比べてキム・ヨナは、センター・軸がスパーンと綺麗に上下に立ち上っていた。つまり、地球の奥深くから天の高いところまで軸が抜けるように立てていたのです。それは一回ごとに腰背部を使って反らしていたら、決してそうはなりません。そのたびに腰背部で軸が切れてしまいますから、センター全体は繋がる力も減るし、高さ、深さも短くなってきてしまうのです。キム・ヨナは、逆に肋骨が使えることによって、ますますそれがいやましに良くなっていったということなのです。(了)

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 高岡先生の講座には15年近く参加させていただいていますが、ゆる筋トレにはたいへんな衝撃を受けるとともに一発でハマってしまい、本当にビックリしました。元々筋トレが大好きだったのですが、ゆる体操を始めてからかれこれ10年近く筋トレ系は封印していたのです。ゆる筋トレI、II、IIIを受講して、ゆる筋トレを始めてから、ゆる体操だけをやっていたときと比べ体の感覚が確実に変わってきました。フワフワの筋肉というのが少しだけですが、実感できてきました。今では毎朝、早起きして、出勤前に行っています。でもまったく疲れず、やりたくないと思うことがない筋トレです。痩せるつもりで始めたのではないのに、1ヶ月で心地よく3kg痩せたのには驚きました。
(「ゆる筋トレI、II、III」にご参加/40代男性/田阪泰さん/中学校教師)

 昨夏「ゆる筋トレII ベースof上半身」を受け、自分なりに地道に取り組み、体の状態がよくなったと実感していました。開講時にそのことを話すと高岡先生からもとてもよくなっていると言われ心底うれしかったです。今回の「ゆる筋トレIII ベースof下半身」ではアームサポートテーブルスクワットを一つ一つていねいにグループでチェックしながら何度もくりかえすことで、非常によい状態(前進力があり、軽く、なおかつバランスが良い)が体現出来ました。これも地道に、しっかり取り組んでいこうと思いました。
(「ゆる筋トレII、III」にご参加/50代男性/会社員)

 「ゆる筋トレI ベースofベース」を受講して、ゆる筋トレに興味を持ち、上半身の衰えも感じていたので、「ゆる筋トレII ベースof上半身」も参加させて頂きました。高岡先生の厳密にご指導頂いたので、大変分かり易く、さらに興味を深めました。有難うございました。
(「ゆる筋トレI、II」にご参加/50代男性/会社員)

 ゆる筋トレは、以前IとIIIを受講していて、その効果はもちろん、高岡先生がどのメソッドを考案されていくのかについて、そのアイデアの出し方にとても感銘を受けていました。今回のIIの受講で、IとIIIで得た考案のアイデアが自分の中でさらにつながってきたように思えました。効果としては、様々なトレーニングを行なうごとに、私の上半身(手を含む)が豊かにイキイキとしてきて、これはずっと続けていきたいと思いました。中でも肘抜きが経験できたことがとてもよかったです。
(「ゆる筋トレI、II、III」にご参加/50代男性/医療職)

 ゆる筋トレはこれまでII、III、IVと受講してきて、どれも趣味の和太鼓に生かせる内容だったので、Iもぜひとも受講したいと思っていました。そして今回東京で受けさせていただき、やはり重要なメソッドがたくさんありました。特に高岡先生から、たるむとしまるを両方構築しないとより大きな効果を発揮できないという話があり、ゆる体操に加えゆる筋トレがとても重要だということがわかり、ますます日々のトレーニングに励みたいと思いました。
(「ゆる筋トレI、II、III、IV」にご参加/20代男性/会社員)

 時間が許せば必ず受講したい講座が、ゆる筋トレです。I、II、IIIに受講経験があり、Iは今回2度目でした。前回受講後、ブチュー腹筋を家で試みたものの、いまひとつうまくいかず、首回りの力みが気になりましたが、今回、2人のパートナーのフォローがうまかったお陰で克服でき、今は家で楽しみながらできるようになりました。今後もできる限り受講し、もっと上達したいです。
(「ゆる筋トレI、II、III」にご参加/藤井麻美さん/40代女性/バレエ教師・ゆる体操正指導員)

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8月5日(日) 13:30?17:00
[大阪・味覚糖UHA館]

8月10日(金) 9:00?12:30
[東京・運動総研 本社教室]

2012年版Newゆる筋トレ Ⅰ ベースofベース
講師:高岡英夫
〈複数回参加割引条件〉2009年1月以降に「ゆる筋トレII ベースof上半身」を高岡英夫直接指導・休日料金でご受講済み。
8月13日(月) 13:30?17:00
[東京・運動総研 本社教室]
2012年版Newゆる筋トレ II ベースof上半身
講師:高岡英夫
※「ゆる筋トレI」を受講していなくても受講できます。
〈複数回参加割引条件〉2009年1月以降に「ゆる筋トレII ベースof上半身」を高岡英夫直接指導・休日料金でご受講済み。

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