「軸」理論の新天地を切り開いた、高岡英夫メッセージ
書籍&講座で、新次元の「トップ・センター初級」が炸裂する(前編)
『体の軸・心の軸・生き方の軸』は、今までにない、まったく新しい発想で書いたセンターの本
今般私は、ベースボール・マガジン社から『体の軸・心の軸・生き方の軸』という本を出させていただきました。これは軸、センターに関する本の中でもまったく新しい発想で書かれた本です。そのような意味で皆さんには興味・関心を持って、ぜひお手に取っていただきたいと切に願っています。
きっとまったく新しいスタイル、考え方のセンターに関する書籍に、皆さんは新しいフィールド、世界を旅行するようなワクワクした興奮や感動でその中身を楽しんでくださるのではないかと思っています。
さてこの本のテーマは「センター」ですが、今回は特にたくさんあるセンターの中でも中心にある1本、つまり「トップ・センター」だけを対象に取り上げました。
センターには、サイド・センター(側軸)やダイナミック・センターなど、さらにはそれぞれについて、側軸だったら何本もあったり、ダイナミック・センターの中にも複雑に様々なタイプ軸が存在するのですが、それらを一切取り上げずにトップ・センター1つに絞り切って書いた書籍です。
なぜ絞り切ったかといえば、その背景には結局、センターというものに関して、例えば「二軸理論」というような理論が発表されたり、1本の軸についての理論やそのトレーニング方法の発表等も含めると、昨今私以外の様々な研究者が軸についての論議を発表するようになってきたことがあります。
センターの現象全体が巨大過ぎるので、センターを論ずる人々の議論の内容というのは、狭くて近視眼的にものになりがち
ところが、それらに目を通すと、どうもその論者たちは軸の根本がわかっていないというように私には見えてしまうのです。軸はご存知の通り、そもそも意識現象なのですが、その前提に物理現象が存在しています。そしてさらには、意識現象という意味でも、身体や身体運動の領域に止まらず、心や精神、行動、生き方=人生というものにまでに達する支配力を持った壮大な装置なんです。
このような壮大な領域に展開し、なおかつ人間の根本の能力を支配するという意味において、きわめて重厚な働きを持ったセンター、つまり軸というものを論議しようとすると、つい自分の狭い視野の中で表面的に見えている現象のみに注目して、その現象のみを解き明かそうとする研究や方法の考案が生まれてしまうんですね。
それはなぜかといえば、センターという現象全体があまりにも巨大過ぎるからです。その巨大現象を前にして、昔のことわざにいう「群盲象を撫でる」とか、「井の中の蛙大海を知らず」のたとえの通り、センターを論ずる人々の議論の内容というのは狭くて近視眼的にものになりがちです。こういう状況を私は正していかなければいけない立場にあります。というのは、私はセンター、軸というものを、身体意識というフィールドを構築することによって世界で最も早く本格的に研究する作業を始め、また研究による体系的な成果を最も早く発表し、その最も本格的なトレーニング方法を考案してきたからです。そのような意味で、私がその任を担わなくてはいけない、と申し上げているのです。
これらの困った状況を解決していくには、やはりセンターの根本に当たる部分を真っ向勝負で、そのど真ん中を追究し切って、解明していく仕事が必要だろう、そして、それをできるだけわかりやすい形で、センターや軸に関心のある多くの皆さんに、正しく理解していただけるような形で発表する必要がある、と考えたわけなのです。
そのまず第1回目の仕事が、今回のこの本の出版となりました。ですから、この根本を解き明かしていく仕事は、当然今後も5年、10年と続けられていくことになると思います。
センターのような身体意識は、頭だけの理解では、本当の理解に至ることはできない
さて、そのトップ・センターを真っ向勝負で、そのど真ん中を解き明かすという意気込みで書籍を上梓したこの時期に、ちょうど私どもも「トップ・センター初級」講座を開くことにいたしました。
これは偶然ではなくて、いわば必然のことです。書籍をお読みになる方々は、理論的な楽しみ、理論的に自分に資する行為をされるわけですが、一方、当然のこととして理論的行為には実践的行為が伴わければ理解が偏ってしまうわけです。書籍の中にも書きましたが、特にセンターのような身体意識についていえば、頭だけの理解では、真の理解に至ることはできません。ですから、この時期に「トップ・センター初級」講座を開催するのは、当然至極の要請だとも言えるのです。
そのような意味で、「トップ・センター初級」講座にも皆さんにぜひ注目をしていただきたいと思います。特にまだ「トップ・センター」の講座に一度も足をお運びになったことのない方は、書籍が出版されたこの機会に、ぜひその書籍を携えて講座にご参加願いたいと思います。
また、すでに一度のみならず何度もご参加下さった方も、この新しい観点からの本格的な著作が出た時代に入り、その著者である高岡英夫が指導をする実践の場がどのように展開されるのか、新しい期待を持って大いに楽しみにいらしていただきたいと思っています。
「トップ・センター初級」講座は、私どもが行っている「身体意識を鍛える」や「身体能力開発」も含めて30種類以上ある専門講座の中でも最も長く、しかも数多く開催されている講座なんです。ですから、指導させていただいている私自身が鍛えられることは当然として、参加する皆さんの洗練度もますます増してきているという講座です。
講座というものの善し悪しは、参加される皆さんの認識力と、指導させていただく私の指導力の掛け合わせによって決まります。そのような意味で、新しい書籍によって皆さんの認識に磨きがかかり、私もこの書籍を上梓することでさらに指導力に磨きがかかる結果、まったく新しい次元でその2つが炸裂することになるのではないかと、私自身もワクワクする思いで講座を迎えようとしています。
どうぞセンター、軸という現象の根本、そのど真ん中を突き破る書籍=「軸の根本書」を上梓した直後の高岡英夫の講義、実技指導が、どのようなものになるかというのを、皆さんぜひ見届けに来ていただきたいと思います。
また、この新刊『体の軸・心の軸・生き方の軸』の特別イベントということで、1月30日(土)には大阪で「サイン会」を、2月7日(日)には東京で「講演・実演会&サイン会」を行います。指定の書店で私の新刊をご購入いただいた方には、私のサイン会に参加できる参加整理券に加え、豪華なプレゼントを用意しております。
旭屋書店本店(大阪)でご購入くださった方には、先着150名様に本書で紹介している体操10点のうち7点を、私が詳細に実技指導を行った25分に及ぶ超お得な「DVD(非売品)」を無料プレゼントします。一方、三省堂書店神保町本店(東京)でご購入くださった方には、先着300名様にサイン会の後、私が直接講演&実技指導を行う「講演・実演会」に無料でご参加いただきます。
どちらもまだ僅かながら、配布整理券が残っているようですので、興味のある方はぜひ参加整理券が残っているうちに書店へ足をお運びください(東京の三省堂書店神田本店は、電話による予約でイベント当日、学士会館会場受付にて本をご購入いただくこともできます。詳細はこちらまで)。
- 「軸」理論の新天地を切り開いた、高岡英夫メッセージ
- 書籍&講座で、新次元の「トップ・センター初級」が炸裂する(後編)
- 2010年「ゆるゆる英夫ちゃん」年頭メッセージ
- 棒一本、タオル一枚が正しく持てないで、本当に幸せ?
閉塞感の深まる時代を力強く生きる"知恵と術"を考える(高岡英夫・談)
2010年2月6日(土)13:30~18:00
さたでい身体シリーズ『トップ・センター 初級』
講座のお申込みは運動総研コールセンターへ
電話 03-3817-0390(電話受付:10時~18時 日曜・木曜定休)
ファクス 03-3817-7724
一般講座用ファクス申込用紙(PDFファイル)ダウン ロード
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